混合歯列期の反対咬合
Ti-Niワイヤーのもつ拡大作用を利用して、上顎前歯の辰側傾斜を行います。ワイヤーベンディングは行わずに、被蓋改善が行えることを学びます。
実習について
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上顎歯列の拡大
上顎叢生をTi-Niワイヤーによる拡大作用で、上顎前歯を唇側傾斜させます。 -
下顎空隙歯列
下顎のスペースはスライディングメカニクスで閉鎖します。これにより、下顎前歯は舌側傾斜します。 -
被蓋改善
上顎の唇側傾斜も下顎の舌側傾斜もワイヤーベンディングは必要ありません。実際のタイポで、被蓋改善を行い原理を習得します。。
FAQ よくある質問
ワイヤーベンディングを行いますか?
ワイヤーベンディングは行いません。Ti-Niワイヤーは3つの優れた治療の特性を有します。これらの特性を症例ごとに如何に活かすかが重要です。これらにより、従来のステンレスワイヤーでは行えなかった効率の良い治療が行えます。
困った質問
上下顎の4番を抜歯して、この後、どうすればいいですか、という質問を良く受けます。下顎は4番を抜歯することは多くはありませんし、5番を抜歯することもあります。さらに、ハイアングル症例の場合、智歯 を抜歯し、MEAWテクニックを駆使します。
これらは、顎態パターンを知らないと、理解できません。この点は第3日に詳しく説明しますが、顎態パターンごとに下顎は特有のレスポンスを呈します。つまり、下顎の抜歯部位は多岐に渡り、この診断こそがメカニクスより重要なのです。魚を求めて、木に登るような質問はご容赦ください。講習会では、この顎態ごとの生体のレスポンスをしっかり学びます。